2024年に塊根植物の存在を知り、珍奇植物というジャンルを知り、
その延長として出会ったサボテンの美しさに魅了され、
今では毎月新しいサボテンをお迎えし、約100株ほどのサボテンを
テラスに並べて育成するようになりました。
その中でも特に愛してやまないのが鸞鳳玉。 自宅で育てているサボテンの9割を占めるほどです。そんな大好きな鸞鳳玉の魅力を書き連ねたいと思います。
鸞鳳玉とは
鸞鳳玉(らんぽうぎょく)は、サボテン科アストロフィツム属の植物で
学名は Astrophytum myriostigma(アストロフィツムミリオスティグマ)。
原産地はメキシコの高地や乾燥地帯です。
名前の「鸞鳳玉」は、伝説の霊鳥「鸞(らん)」と「鳳(ほう)」に由来し、宝玉のように美しい姿を持つことから名付けられました。
- 鸞とは 霊鳥の鸞(らん)は、中国神話に登場する伝説の霊鳥で、美しい五色の羽を持ち、琴や笙のように美しい鳴き声をあげます。雄が鸞、雌が和とされ、君主が徳高く平和な世のときに現れると信じられていました。鳳凰と関連が深く、鳳凰が歳を経ると鸞になるとも、優れた人物が賢く集まることを例える言葉としても用いられます。
- 鳳とは 鸞と同様の存在で、前が麒麟(きりん)、後ろが鹿、首が蛇、尾が魚、背が亀、顎が燕、嘴が鶏に似ていると表現されることもあります。 徳の高い聖人が現れた時に姿を見せると言われています。
標準的な鸞鳳玉の特徴
鸞鳳玉には多種多様な特徴がみられ、見る人を魅了し続けてきました!
私も少なからず鸞鳳玉に注目し、数々の株を見てきましたが
いまだに見たことのない特徴を持つ株に出会うことができます。
たかが1年ちょっと見てきただけですが、何十年もサボテンを育ててきた名人でも
珍しい顔をした株を見ると少々テンションが上がってみえたりします笑
小さいうちはそんなに特徴のない株でも、成長するにつれ
驚くような変貌を遂げたりするようです!(我が家ではまだその経験はありませんが…)
掛け合わせによっていろんな特徴が出るので、育てる楽しみの大きい品種だと
私は感じています。
①星型のフォルム
5つの稜が星の形を作る。株によっては2〜8陵などの個体もある。
②白い斑点
表皮に細かな白点があり、模様の美しさが際立つ。擦ると取れる。
③トゲがない
刺がなく滑らか。棘があるものは般若などが混ざっている可能性大
④花
春から夏にかけて黄色い花を咲かせる。冬は花を咲かすことなく沈黙しています。
多種多様な特徴
恩塚(おんづか)鸞鳳玉
昭和50年頃、岡山の故・恩塚勉氏が栽培中の鸞鳳玉の中から大きな白点をつける株が出現し、それをベースに恩塚氏が作出固定された物。1979年に『サボテンと多肉植物』誌で園芸名を募集し、作出者の恩塚氏をたたえ、恩塚ランポー玉と命名
複隆:稜の数が多く、ユニークな形状
斑入り:希少価値が高い
墨流し
アンドロメダ
子株
白条
温度 耐寒性はやや低め。冬は最低5℃以上をキープ。 夏は40度以上の環境でも生きていけるが、風が必要。 植え替え 2~3年に1回、春~初夏か秋に根が詰まってきたら行う。
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